新刊で持続可能な生産と消費に関するプロジェクトを紹介

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  • 2023年6月19日

    国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)の新刊は、地域社会の消費パターンの見直し、資源の持続的な利用、廃棄物の最小化を促進する革新的な教育プロジェクトに焦点を当てています。

    地域レベルにおける持続可能な消費と生産の促進: グローバルRCEネットワークによる持続可能な開発のための教育 (ESD) プロジェクト(英題:Driving Sustainable Consumption and Production at the Local Level: Education for Sustainable Development Projects from the Global RCE Network )』と題した本書籍は、地域に根ざした教育が、SDG12(つくる責任、つかう責任)の達成に向けた進捗に与える影響を実証するべく、世界中からの12のプロジェクトを特集しています。持続可能な開発のための教育に関する地域の拠点(RCEs)によって実施されているこれらのプロジェクトは、資源効率、廃棄物の管理と最小化、消費者行動などのテーマに取り組んでいます。

    これらの取り組みを通じて、RCEはより持続可能な生活様式に向けた意識の向上、知識とスキルの提供、消費者行動の変容を模索しました。また、これらの地域に根ざしたプロジェクトは学習者たちに、現在と未来の両世代のニーズを満たすための廃棄物の削減、エネルギーの保全、資源の効率的な利用など、より持続可能な実践への受容を促しました。本書は、各RCEによる取り組みを詳述し、読者が持続可能な消費と生産を促進するために適用できるような、多様なステークホルダーの参画促進や行動指向の学習に向けた優良事例を紹介しています。

    グルーバルRCEネットワークについての詳細は、こちらのウェブサイトをご覧ください。