環境ラベリング制度の課題とSDGsの役割について討論

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  • 2017年12月6日     東京

    UNU-IASとIDE-JETROは12月5日、「環境配慮型製品・技術の標準化および認証制度確立に関する国際協力」と題した特別講演会を独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)にて共同開催しました。

    UNU-IASのシニア・リサーチ・フェローである鈴木政史博士は、アジアの環境認証制度のレビューと認証制度の普及に向けた課題の抽出について発表し、ラベリングと認証制度が経済効果の創出に果たす役割について建設セクターの具体的な事例を含めて紹介しました。また、鈴木博士はラベリング制度の効果の重要性についても強調しました。

    一方で、ラベリング制度は特定の環境効果に特化している傾向があり、ラベリング制度同士の統合の必要性とSDGsがそれに果たす役割について指摘しました。

    セッションの終わりに、SDGsのラベリング制度を作るうえでどのような課題があるか、またSDGsの認証制度を作るうえで国連はどのように貢献できるかといった質問が投げかけられ、鈴木博士と参加者との間で活発な議論が交わされました。