ランドスケープ・シースケープにおけるレジリエンス指標のワークショップ開催

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ニュース
  • 2019年1月29日

    2019年1月16日から17日に、台湾で「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)のレジリエンス指標に関する国際ワークショップ」(主催:中華民国自然生態保育協会(SWANインターナショナル))が開催されました。UNU-IASが開発に協力した「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)におけるレジリエンス指標」に焦点が当てられた本イベントには、公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)の松本郁子研究員と共に、UNU-IASのSATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)のであるウィリアム・ダンバーUNU-IASシニア・コミュニケーション・コーディネーターが専門家として参加し、ワークショップを主導しました。

    会議ホールで行われたワークショップ初日には、約100名が参加しました。将来的に現場ベースのレジリエンス評価を実現できるようになることを目指し、「レジリエンス指標」プロジェクト、並びに利用可能な資源について専門家から詳しい紹介がありました。1月17日には、台湾北部にあるGongnong村を訪れ、地元コミュニティ代表の22名、および20名のオブザーバーと共に「レジリエンス指標ワークショップ」を行いました。

    「SEPLSにおけるレジリエンス指標に関するツールキット」は、UNU-IASの国際SATOYAMAイニシアティブ(ISI)が事務局を務めるIPSIの協力活動の一環として開発された、コミュニティでレジリエンスを評価する為のツールキットです。本ワークショップでは、このツールキットを実際に使用し、レジリエンスの評価を行いました。参加したコミュニティの方々は、SEPLSに関する理解をより深め、レジリエンス活動を強化していくことで、地元のランドスケープの回復が期待できると評価しました。