JICAアフリカ部の内藤審議役、ネルソン・マンデラのリーダーシップについて語る

ニュース
  • 2014年11月10日     東京

    banner-mandela-2UNU-IASは、11月1日、JICAアフリカ部の内藤康司審議役を講師としてお迎えして、第2回「マンデラと私」月例講演会を開催しました。内藤氏は、ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領が27年の不当な監獄生活から解放された後に対面した、初めての日本人です。講演で内藤氏は、マンデラ氏との個人的な面会経験も含め、10数年間の南アフリカ滞在中に自ら体験したことを語りました。マンデラ氏と面会するたびに、人間性とリーダーシップに鼓舞される「マンデラ・モーメント」を実感し、1995年のラグビーワールドカップでは、マンデラ氏が南アフリカのナショナル・チームの優勝を懸けた試合を自ら試合場で観戦し、黒人と白人が一緒になって応援するように導く姿に感銘を受けたと語りました。講演後の討論では、若い世代の役割やマンデラ氏のリーダーシップについて30名の参加者と意見交換しました。

    「マンデラと私」月例講演会シリーズは、学生を対象に、ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領の教訓と遺徳の学習を通して、現代世界における個人の力とリーダーシップが持ち得る意味について理解を深めることを目的としています。この講演会シリーズは、南アフリカ大使館(東京)と協力し、UNU-IASのESDA(アフリカの持続可能な開発のための教育)プロジェクトの一環として開催されます。

    次回の「マンデラと私」講演会は、12月13日(土)14:00-15:30、国連大学にて 南アフリカ大使館(東京)の反アパルトヘイト(人種隔離政策)大使に任命されたトーマス・カンサ氏(NPO法人ヒランガニ・ンゴタンド・ジャパン代表)を講師にお迎えして開催する予定です。詳細につきましては、今後、UNU-IASのウェブサイトにてお知らせします。