2023年8月2日 秋田市
2023年7月8〜11日にかけて、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、秋田県秋田市の国際教養大学にて第9回IPSI定例会合(IPSI-9)を開催しました。本会合では、世界各国から参加したIPSI加盟団体が経験や優良事例を共有するとともに、前回2019年の定例会合以降のパートナーシップの成長について振り返りました。本イベントは、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、国際教養大学、環境省の共催で行われました。
本会合の期間中は、政府代表者、研究者、NGO、先住民のコミュニティが一堂に会し、生物多様性の喪失、気候変動、持続可能な開発といった相互に関連する課題、およびにそれらに総力をあげて取り組むための方法について議論が交わされました。その中で、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の目標や目的に整合する以下の5つの戦略目標を組み込んだ、2023〜2030年までのIPSIの活動指針となる新たな戦略と行動計画が採択されました。
対話形式で行われた分科会では、参加者たちが戦略目標のテーマを掘り下げるとともに、生物多様性の保全や「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)」に関する現場での経験や成功、課題などが共有されました。
IPSIの戦略と行動計画2023-2030の全文は、UNU Collectionsからご利用、ダウンロードいただけます。
IPSIは、Satoyamaイニシアティブを推進し、生物多様性および人間のウェルビーイング(幸福)を守るために、社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)の再生と持続可能な管理を通じて自然と調和した社会を実現する活動に取り組んでいるグローバルなネットワークです。UNU-IASは本パートナーシップの事務局を務めています。更なる詳細は、IPSIのウェブサイトをご覧ください。