アフリカにおけるSDGsへの貢献を目指し若手研究者らがTICAD7 サイドイベントを開催

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  • 2019年9月11日     横浜市

    2019年8月30日、UNU-IASは横浜でのTICAD7開催に合わせサイドイベントを開催し、「アフリカにおけるグローバル人材育成事業 (GLTP) 」の研究成果を「TICAD6ナイロビ実施計画」に挙げられた優先ピラーを軸に総括しました。GLTPは文科省からの支援を受け、SDGs達成に貢献する人材育成を目的に2013年から開始され、過去6年間に57名の日本人大学院生をアフリカ13カ国23大学へ派遣してきました。

    サイドイベントでは、UNU-IASの齊藤修学術研究官と文部科学省の奈良哲大臣官房国際課長より開会の挨拶があり、UNU-IASの今井夏子プログラムアソシエイトが、GLTPの重視する「現地に密着した実践的なトレーニング」のアプローチを紹介しました。続いてGLTP修了生57名を代表し、以下の6名が「TICAD6ナイロビ実施計画」の三つの優先ピラーごとに総括した全学生の研究成果と、各ピラーに関連する個々の研究や実務経験について発表しました。

    ピラー1「経済の多角化・産業化を通じた経済構造改革の促進」に関しては、21名の学生が研究を行い、代表して工藤貴史(GLTP2018)がこのテーマに関する研究成果の概要を説明しました。続いて、濱本亨(GLTP2015)が自身の研究「アフリカ・ザンビア農地土壌における炭素循環に関する有機質肥料の影響」の成果を具体的な事例として紹介しました。

    ピラー2「質の高い生活のための強靭な保健システム促進」に関しては、12名の学生を代表して中村有紀子(GLTP2018)が研究成果概要を発表しました。このテーマの具体的な研究事例として、立山由紀子(GLTP2015)がモバイルヘルスによるSDGsへの貢献を紹介しました。

    ピラー3「繁栄の共有のための社会安定化の促進」のテーマでは24の研究が行われ、田中翔(GLTP2017)による成果概要説明の後、宮本健太(GLTP2017)が自身の研究成果とウガンダでの経験を「GLTPを通じての成果と平和構築・教育開発分野でのSDGs貢献を目指して」という発表で紹介しました。

    サイドイベントには、日本やアフリカからの学生、教員、研究者、実務者などを含む約100名の方が参加しました。パネルディスカッションでは、豊巻治也(GLTP2016)をファシリテーターとして、6名の発表者がパネルとして参加し、一般参加者との質疑応答を含むディスカッションがもたれ有意義な知識と経験の共有がなされました。最後に、齊藤修UNU-IAS学術研究官より、アフリカでのSDGs達成に貢献するための研究への更なる取り組みがTICAD推進に貢献するとの閉会の挨拶があり、本サイドイベントは終了致しました。