2024年10月1日 カリ
2024年10月21日〜11月1日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、コロンビア、カリで開催される国連生物多様性会議 2024(CBD COP 16)に参加します。本会議は、生物多様性の喪失を止め、流れを反転させることを目的とする歴史的な合意である昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)が2022年12月に採択されて以来の開催となります。
会議では、政府がGBFの実践の進捗を評価し、モニタリングの枠組みと資源動員の発展について話し合います。また、各国がGBFと生物多様性国家戦略及び行動計画(NBSAPs)がどのように連携しているか説明します。
UNU-IASは、サイドイベントや研究を通して本会議に貢献します。
本サイドイベントでは、ランドスケープ・アプローチを各国の生物多様性計画と実施にどのように組み込むか検討します。 また、実践的なガイダンスとツールを用い、統合的かつ全社会的な戦略を推進してきたこれまでの取り組みについて議論します。スピーカーやパネリストは、包括的アプローチの実施における好事例、機会および課題について共有します。
本イベントはSATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)のメンバーより、経験や教訓が共有されます。IPSIには先住民および地域社会(IPLC)、NGO、研究機関、多国間機関、政府および資金提供機関など、60ヶ国以上から30を超える機関が参画しています。
本イベントでは、国際的な意思決定プロセスへのユースの意味ある参加に向けた課題を共有します。また、UNU-IASとイオン環境財団が共同で実施するユースの人材育成プログラムGlobal Youth MIDORI platform(GYM)を含む、ユース世代への参加の拡大に向けた様々な取り組みやパートナーシップを通じた支援の強化について議論します。
本イベントでは、持続可能な開発目標(SDGs)および生態系回復、保護地域、保護地域以外で生物多様性保全に資する地域(OECMs)などにおける昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)の主要目標達成に向けたSATOYAMAイニシアティブ推進プログラム(COMDEKS)の役割を取り上げます。
本サイドイベントでは、マルチステイクホルダーの連携がどのように革新的持続可能な解決策を推進、地球規模の生物多様性目標を促進し、地域のニーズと優先事項に対処できるかを取り上げます。