2022年大学院プログラムの修了式を開催

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  • 2022年7月29日     東京

    Photo: Christian Brauneck / UNU-IAS

    2022年7月26日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、3年ぶりに対面での大学院プログラムの修了式を開催し、約70名が参加しました。本年の修了式では、博士課程の2名と修士課程の10名、計12名の学生に学位記が授与されました。修了生の出身国は、アフガニスタン、ガーナ、日本、ケニア、マレーシア、マラウイ、フィリピン、スリランカ、米国、ベトナム、ジンバブエと11か国におよびます。卒業後、彼らは自国の政府機関、国際機関や民間セクターなどでの就業を予定・希望しており、博士課程に進学して研究を継続することを目標としている修士課程修了生もいます。

    式典では、UNU-IASの山口しのぶ所長、国連大学(UNU)のデイビッド・マローン学長、白波瀬佐和子上級副学長からの挨拶に続き、来賓として文部科学省大臣官房の村上尚久国際課長から祝辞が述べられました。その後特別講演として、UNU-IAS評議員であり、ペンシルバニア大学環境イノベーションイニシアティブのシニアディレクターであるメリッサ・ブラウン・ゴッダール教授がビデオメッセージを寄せました。ゴッダール教授は修了生たちの業績を讃え、彼らの門出を祝ってはなむけの言葉を贈りました。そして、傾聴による学びを忘れないこと、信頼できる助言者を見つけること、自らの能力を信じ最大限に発揮できる分野に気づくことなど、自身の経験に基づいたアドバイスを行いました。

    続いて、UNU-IASの福士謙介アカデミック・プログラム・アドバイザーが本年度の大学院課程プログラムと修了生たちを振り返り報告を行った後、学位授与式が行われ、修了生たちは晴れやかな笑顔で山口所長から卒業証書を受け取っていました。国連大学協力会常務理事の浅井孝司事務局長が記念品を贈呈し、最後に、修了生を代表して、イヴァン・マイケル・フィッツジェラルド氏、トラン ・ ナム・アン氏、マーレックス・オランディズ・トゥソン氏、ベルナデッタ・マリア・カンジンビ・ジンバ氏の4名がスピーチを行いました。

    本大学院プログラムは、2014年に創設されて以来、グローバルな学術・科学コミュニティーにおける人材育成に貢献しています。学生たちは修了後、サステイナビリティの分野において世界各地で活躍しています。