山口しのぶ所長がICEF2023に登壇

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  • 2023年10月13日

    Photo: Anne Lecroq / UNU-IAS

    2023年10月4日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)山口しのぶ所長が、ICEF(Innovation for Cool Earth Forum)第10回年次総会のプレナリーセッションに登壇しました。ICEFは、世界中の産学官のリーダーが集まり気候変動などの課題について議論するプラットフォームです。

    本年は、公正で安全かつ持続可能なグローバルGX(グリーントランスフォーメーション)のためのイノベーションをテーマとして開催されました。プレナリーセッションでは国の経済発展の程度や、産業の炭素集約度(財一単位あたりの二酸化炭素排出量)に関わらず、包摂的な移行を全ての国、産業が進めていくためのアプローチについて議論が行われました。

    山口しのぶ所長は、公正な移行はSDGs(持続可能な開発目標)を複合的に達成する上での画期的な解決策であり、よりグリーンな世界への移行に向けて「誰一人取り残さない」という理念とも一致すると話しました。また、山口所長はUNU-IASも参画しているG7とそのパートナーに向けてThink 7 Japanが作成したイシューペーパーについて触れ、移行による混乱を和らげるためにも炭素集約度の高い産業に従事する人々の社会的セーフティーネットを強化することの重要性などを強調しました。

    本会議は、経済産業省、新エネルギー・産業技術総合開発機構が主催、外務省、文部科学省、農林水産省および環境省の共催により実施されました。