COP27:UNU-IASがパリ協定6条に基づく炭素市場を通じた排出削減のためのパートナーシップに参加

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  • 2022年11月17日     シャルム・エル・シェイク

    国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は、パリ協定の下で質の高い炭素市場の早期かつ着実な実施を通じて世界全体の排出削減を支援することを目指す国際的イニシアティブ「パリ協定6条実施パートナーシップ」に参加します。

    本パートナーシップは日本政府によって提唱され、2022年11月16日、エジプトのシャルム・エル・シェイクで開催されている第27回気候変動枠組条約締約国会議(COP27)において正式に創設されました。2022年11月17日の時点で40カ国の政府、5つの国連機関(UNU-IASを含む)、3つの多国間開発銀行、およびNGOと学術機関が本パートナーシップに参加しました。本パートナーシップは、パリ協定6条に基づく質の高い炭素市場の構築に向けた能力構築の支援、取り組みの共有、課題の特定や解決に向けた連携などを目的としています。

    UNU-IASは、大学院学位プログラムパリ協定専攻を2023年9月に創設することとしています。本研究所の戦略テーマである気候行動と持続可能な開発との間のシナジー(相乗効果)やユースの参画支援にも着目しつつ、大学院パリ協定専攻での教育、能力開発及び国内外の関係機関との協力を通じて本パートナーシップの目的達成に貢献していきます。