CBD COP13で、研究プロジェクトが取り上げられました

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  • 2017年1月18日     カンクン

    Photo: UNU-IAS OUIK

    Photo: UNU-IAS OUIK


    2016年12月1日から17日、UNU-IASの研究員と職員は、メキシコのカンクンで開催された生物多様性条約第13回締約国会議(CBD COP13)と、それに関連する会議およびイベントに参加しました。本会議では、UNU-IASの研究プロジェクトである国際SATOYAMAイニシアティブをはじめ、持続可能な開発のための教育や生物多様性と人々の健康に関するプロジェクト等、UNU-IASの活動について取り上げられました。また、その他のパートナー団体が企画したイベントにも、参加・協力しました。

    武内和彦UNU-IAS上級客員教授は、CBD COP13の開会にあたり声明を発表しました。国連生物多様性の10年のビジョン「自然共生社会」の実現に向けた国際的取り組みの一環として発足した、SATOYAMAイニシアティブの発展に国連大学が果たす役割や、関連するさまざまな活動について言及しました。さらに、生物多様性と文化多様性の関係に関して、先日開催された「第1回アジア生物文化多様性国際会議」で採択された「生物文化多様性に関する石川宣言2016」についても発表しました。

    UNU-IASはまた、パートナー団体とさまざまなサイドイベントを企画しました。12月6日に開催された「Strategic Action for Mainstreaming Biodiversity: Contributions of the International Partnership for the Satoyama Initiative to Biodiversity and Human Well-Being」では、武内教授が基調講演しました。また、同月8日には「Contributions of Funding Mechanisms under the Satoyama Initiative to Mainstreaming Biodiversity for Well-being」を開きました。このほかにも、生物多様性と人々の健康、生物多様性・生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)への関与および生物多様性の科学的研究について取り上げるイベントを行いました。