「全国ユース環境フォーラム」で地域の問題とグローバルなアジェンダのつながりを模索

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  • 2023年2月20日     東京&オンライン

    2023年2月4日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は「第8回全国ユース環境活動発表大会」の一環として「全国ユース環境フォーラム」を開催しました。本イベントは、コンテストに参加した高校生たちに対して、地域の環境問題とグローバルなアジェンダのつながりについて学ぶ機会を提供するべく開催されたものです。

    UNU-IASの竹本明生プログラムヘッドは、未来の世代への長期的な影響を考慮しながら気候変動問題への解決策を開発することの重要性を強調しました。また、政府間交渉や国際会議においてもユースが影響力を増しているしていることを紹介し、参加者たちも世界の環境問題に関する知識を深めるとともに英語で伝える能力を身に付け、世界中のあらゆる世代の人々と連携してほしいとエールを送りました。

    UNU-IASの修士課程在学生であるアレキサンドラ・ナヴァル・スマイウェイ氏は、出身国フィリピンのプラスチック汚染問題に焦点を当て、UNU-IASでの自身の環境政策研究ついて紹介しました。また、日本の包括的な廃棄物処理スキームの有効性を強調し、グローバルな課題解決における草の根活動の重要性を指摘した上で、高校生たちに個人レベルでの取り組みを奨励しました。

    その後、本フォーラムの共催・協力団体である環境省、独立行政法人環境再生保全機構、地球環境パートナシッププラザ(GEOC)からもそれぞれ発表が行われ、キャリア・ワークショップでは高校生たちが互いに交流を深めていました。