Photo: Sam Thompson / DFID Rwanda
国連持続可能な開発目標に関するハイレベル政治フォーラム2022(HLPF 2022)の一環として開催される本サイドイベントでは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成と、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックからの回復におけるSATOYAMAイニシアティブの役割に焦点が当てられます。「ポスト2020生物多様性枠組」と「国連生態系回復の10年」への貢献についても議論される予定です。生態系の回復は、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」および目標15「陸の豊かさも守ろう」の達成に重要であると同時に、持続可能な社会に向けたより良い回復の促進のためにはパートナーシップ構築を謳うSDGs目標17が必要です。COVID-19からのグリーンで健全な回復を達成し、より良い復興を実現するためには、人と自然との関係を回復することが急務であり、これは本HLPFのテーマとなっています。
本イベントでは、持続可能な開発の経済的・社会的・環境的側面を包括的かつ効果的に促進する生態系回復へ向けたランドスケープ・シースケープ・アプローチにおける地域の活動とパートナーシップの役割について議論します。ハイレベル専門家と現場の実務者の双方が集い、とりわけ社会生態学的ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)がCOVID-19からのより良い回復に果たす役割について、多様な知識や経験を交換します。参加者は、主要な教訓を共有し、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)やその他のメカニズムを通じて、これらの教訓を拡大・主流化し、世界や国の政策に組み入れる方法を模索します。
本イベントは、2022年7月13日(水)20:30-22:00(日本時間)にオンラインで開催されます。
全ての方にご参加いただけますが、こちらのリンクから事前登録が必要です。
国連大学(UNU)主催イベントへの参加者は、イベント関連の写真や、スクリーンキャプチャ、動画、音声に登場する可能性があります。 更なる詳細は、こちらのイベント情報ページをご参照ください。
本イベントは英語で行われます。
本イベントは、コンサベーション・インターナショナル(CI)、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、国連開発計画(UNDP)、生物多様性条約事務局(SCBD)、環境省の共催で行われます。
※随時変更あり
20:30–20:33 | サイドイベント紹介 |
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20:33-20:53 | 開会挨拶 |
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20:53–21:43 | パネル・セッション |
質疑応答 |
21:43–21:48 | 将来の活動のまとめ |
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21:48–22:00 | 閉会挨拶 |
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全て日本時間で表記
SATOYAMAイニシアティブは、社会生態学的ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)の概念を推進し、自然と人間の福利に貢献することを目的とした世界的な取り組みです。その主要な実施機関である「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)」は、2010年の生物多様性条約第10回締約国会議(CBD COP10)の際に設立され、現在では約300の政府、NGO、学術・民間団体、その他の加盟組織から構成されています。人間と自然の良好な関係の上に、自然と調和した社会を実現することを基本理念としています。
UNU-IASは、一連のサイドイベントを通じて、 気候行動とSDGsおよび、生物多様性に関する議論を深めることでHLPF2022に貢献しています。