グリーン経済や公正な移行へのユースの参画を議論

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  • 2023年12月13日     マレーシア

    Photo: Sēnthu Nadá

    2023年11月15日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)はユースの能力開発(Youth4Capacity)プロジェクトの一環として、マレーシア、ジョホールで開催されたアジア太平洋気候ウィークにてセッションを共催しました。本イベントはアジア太平洋地域における公正な移行へユースの参画を促すためのスキル開発、グリーン・ジョブの創出および気候変動分野で活躍するユースの実務家、起業家そして活動家の能力、アウェアネスの向上を目的として開催されました。

    登壇したUNU-IASマーク・アクロフィ研究員はグリーン経済が2030年までに6千万の雇用を創出することが予測されていることを共有した上で、ユースへこのような職業をアクセスしやすく、包摂的なものとすることが重要であると話しました。加えて、民間セクターと教育機関が連携して教育プログラムを構築することや、グリーン・セクターにおいて学生が実務経験を得られるようインターンシップの提供を促進する必要性も強調しました。

    またアクロフィ研究員は、このような研修の機会を地方でも提供することが重要であると話しました。一例として農村地域に住むユースにソーラー灌漑システム(solar irrigation systems)やソーラーミリングシステム(solar milling systems)のトレーニングを取り上げ、本プロジェクトにより最低限の収入規模から小規模な農業加工業へ成長させることが期待されると紹介しました。

    本イベントは、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、UNU-IAS、Youth Empowerment in Climate Action Platform(YECAP)および国連気候変動枠組条約子どもと若者団体(YOUNGO)によって共催されました。