SATOYAMA イニシアティブの取り組みに関する ISAP2020 テーマ別会合を開催

ニュース
  • 2020年11月25日

    2020年11月12日、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)と地球環境戦略研究機関(IGES)は、「持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP)2020」において、オンラインセッション「SATOYAMAイニシアティブと社会変革―自然共生社会の実現に向けて―」を、日本国環境省の協力のもと共催しました。本セッションは、SATOYAMAイニシアティブの下で推進されているSEPLSの概念が、「自然共生社会」の実現に向けた社会変革にどのように貢献できるか、特にポストコロナの新たな現実を踏まえ、議論を行いました。

    本セッションでは、山口しのぶUNU-IAS所長が開会の挨拶を行い、武内和彦氏(IGES理事長・UNU-IAS 客員教授)による基調講演の後、 SATOYAMA イニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)のメンバーである、ベトナムのコミュニティ・アントプレナー育成研究所(CENDI)のキエン・ダン氏(プログラム・マネージャー)とフィリピン大学ロスバニョス校のレニ・ディアマンテ・カマーチョ氏(森林と自然資源学部社会林業・森林ガバナンス学科教授)が事例発表を行いました。その後、西麻衣子氏(UNU-IAS リサーチフェロー)が、「SEPLSの管理からの教訓とポストコロナ時代の社会変革に向けた示唆(Lessons learned from managing SEPLS and their implications for transformative change in the post-COVID19 era)」と題した発表を行いました。続くディスカッションでは、ウィリアム・ダンバー氏(UNU-IASシニア・コミュニケーション・コーディネーター)がモデレーターを務め、「SEPLSの概念と、ポストコロナ時代へのその適用可能性、およびポスト2020生物多様性枠組への示唆」をテーマに発表者が議論を行いました。最後に、鳥居敏男氏(環境省自然環境局長)が閉会の挨拶を行い、本セッションは終了しました。司会・進行は、髙橋康夫氏(IGES自然資源・生態系サービス リサーチマネージャー)が担当しました。

    本イベントの詳細、録画映像は、ISAP2020のウェブサイトをご覧ください。