2017年8月1日 横浜市
まず、武内和彦UNU-IAS上級客員教授/IGES理事長が開会のあいさつを行い、ランドスケープ・シースケープの文化的・自然的遺産と資源を保護し、活用するための国際的な取り組み(UNU-IASが部分的に主導)「SATOYAMAイニシアティブによる持続可能なランドスケープ管理」について説明しました。その後、塚本直也UNU-IASプロジェクト・ディレクターをモデレーターに、アジアから来たスピーカーとのパネルディスカッションを行いました。まず塚本ディレクターが所見を述べ、「ランドケープ・シースケープ管理に関するいくつかのケースの中で、地方自治体が地域コミュニティーに近いことが有利に働く場合もあれば、地方自治体の独立性を高めたり強力な統率者が出現し得ることが不利になることもある」と指摘しました。
その後、パネリストがそれぞれの活動について発表しました。
行政地区は、それぞれ規模や地区で果たす役割が違い、地域レベルで活動の共通性を見つけるのは難しい半面、違いのある中でも共通性を見出し、発展させながら協働し続けていくことは非常に重要であるという点で合意し、セッションを終了しました。
ISAPは、年1回、2日間にわたって行われるフォーラムで、国際機関や政府のほか、企業やNGOなどから第一線の専門家やステークホルダーが一同に会し、アジア太平洋の持続可能な開発について議論します。