IAS所長賞受賞の高校生に環境研修を実施

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  • 2018年8月6日     石川県

    Photo: GEOC

    UNU-IASは8月1日と2日、今年2月に国連大学本部で開催した「第3回全国ユース環境活動発表大会」で「国連大学サステイナビリティ高等研究所所長賞」を贈呈した和歌山県立田辺高等学校生物部に、副賞となる石川県での環境研修を実施しました。同校は、鳥ノ巣半島で外来生物のアフリカツメガエルの駆除活動を地域の様々な主体と連携して行っており、本研修には5名の生徒が参加しましたた。
    1日目の研修では、UNU-IASいしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(OUIK)を訪問し、永井三岐子事務局長、飯田義彦リサーチ・アソシエートからOUIKの取り組みと、生物多様性と生態系サービスに関する講義を受け、生物多様性を守る活動と、社会、経済とのつながりについて学びました。また、石川県生活環境部自然環境課の野上達也主幹の講義より、石川県における希少種と外来種への対策についての取り組みについて学びました。
    2日目は、金沢大学環日本海域研究センター西川潮准教授の協力のもと、夕日寺健民自然公園で外来種の防除と生物多様性の保全に関する講義を受けた後、連続捕獲装置を使ったアメリカザリガニの駆除の実習に参加しました。